社会福祉法人育成会とは

公平無私、公明正大

 当法人は通所施設を母体に1977年(昭和52年)に設立され、法人設立50周年を5年後に控えた2022年(令和4年)3月に、当法人の「姿」と運営の「様」を端的に表現する「理念」を創設しました。

 「公平無私、公明正大」の理念に込められた想いと決意は、次の通りです。

 「公平無私」は、私的な感情や利益を交えない様子、つまり私利私欲のないことを意味し、「公明」は、不正や隠しごとがないこと、「正大」は、態度や言動が正しく、堂々としている様子を意味する。

 したがって、この2つの熟語を合わせた「公平無私、公明正大」は、利益を要求せず、私欲を持たず、私的な感情に左右されず、不正や隠し事がなく、常に態度や言動が正しく堂々として、良心に恥じることのない様を表す文言となる。

  この理念を肝に銘じて、コンプライアンスとガバナンスの追求を怠らずに、50年、100年と正しい法人の在り方を探求しつつ、法人運営に邁進してまいります。

生涯支援と意思決定支援

 育成会は、主に知的障害のある方々の生活をサポートする法人で、利用契約者約220名のうち自宅から通う方が約180名です。このことは「生涯支援のもとに知的障害のある方々を地域で支える」という理念が昭和52年の法人設立から47年間変わらない証です。

 支援のコンセプトは「意思決定支援」。日々の支援の中でご本人の意思を育み、意思をくみ取り、利用者自治会活動や本人活動、公的選挙の支援などを行い、知的障害のある方々の人権を守ることを最も重要な取り組みと位置付けています。

働きやすさの醸成

 育成会は、子育て応援「くるみんマーク」いわき市女性活躍推進企業の認定、認証を受けています。

  

 障害を持つ方々と真摯に向き合い、幸せな人生を創造するために自らのパフォーマンスを最大限に発揮して働く。それは当然のことながら法人に勤務する職員の役目です。

 職員が自身のパフォーマンスを最大限に発揮するためには、働きやすく居心地のいい職場でなくてはなりません。そのため、プライベートの充実のための年次有給休暇取得のしやすさや、冠婚葬祭、病気やケガ、子育て、介護、資格取得など、必要に応じた特別の休暇制度や、休日のケガなども対象とする医療費助成制度も設けています。

 また、2020年には次世代育成支援対策推進法に基づく「子育てサポート」を行う法人として国から「くるみんマーク」の認定を受け、2021年には「いわき市女性活躍推進企業」の認証を受けました。

 

育成会の沿革(あゆみ)

昭和52 年3 月 いわき市手をつなぐ親の会(知的障がい児・者の親の会、現いわき市手をつなぐ育成会)が中心となり法人を設立、認可を得る。
昭和52 年4 月 いわき市初となる通所の知的障害者施設「いわき学園」をいわき市常磐に開所。同所に法人本部を設置。(利用定員50 名)
昭和54 年4 月 利用希望者の増加に伴い、いわき学園食堂棟を54 年3 月に建設し利用
定員を70 名に変更。
昭和62年8月 知的障害者入所更生施設「いわき育成園」をいわき市高倉町に開所。
(利用定員50 名)
平成8年4月 福島県初となる知的障害者通所更生施設「いわき光成園」をいわき市常磐に開所。(利用定員30名)
平成14年4月 福島県初となる通所施設が母体のグループホーム「ひまわり」を無認可(法人単独事業)でいわき市玉川町に開所。
平成15年4月 福島県初となる知的障害者通所更生施設と知的障害者通所授産施設を一つの建物に設置する合築型施設「いわき希望の園」をいわき市泉町に開所。(更生 利用定員 20名)(授産 利用定員 20名)
平成16年1月 福島県内初で全国的にも珍しい通所施設(いわき学園)が母体のグループホーム「ひまわり」が正式に認可される。
平成16年4月 無認可(法人単独事業)としてライフサポートセンター「ゆう・ゆう」の事業開始。福祉相談受付、休日余暇支援を展開。
平成17年4月 身体・知的・児童の居宅介護事業所、ヘルパーステーション「風雅」をいわき市常磐湯本駅前に開設。
平成18年4月 ライフサポートセンター「ゆう・ゆう」、ヘルパーステーション「風雅」を、いわき市常磐上矢田の多目的ホール新築完了に伴い同所に移転。
平成19年4月 障害者自立支援法の本格施行に合わせ、ライフサポートセンター「ゆう・ゆう」が「相談支援事業」の指定を受けると共に、共同生活介護・共同生活援助(ケアホーム・グループホーム)事業の指定も受け、5ヵ所のケアホームのバックアップを開始。事務所機能を法人本部に設置。
平成21年4月 地域生活移行の取り組みとして、知的障がい者入所更生施設「いわき育成園」の利用定員を50名から40名に変更。
平成21年8月 常磐上矢田の多目的ホールをケアホームとして改築する計画に伴い、ヘルパーステーション「風雅」事務所を、いわき学園「やすらぎの家」に移転。あわせて、法人本部に事務所を置いたライフサポートセンター「ゆう・ゆう」も同所に移転。
平成24年4月 障害者自立支援法に基づく障害福祉サービス事業体系への移行を完了。
いわき学園    通所授産施設→生活介護・就労継続B型(多機能型)
いわき育成園   入所更生施設→入所施設支援・生活介護(障害者支援施設)
いわき光成園   通所更生施設→生活介護 定員30名→40名
いわき希望の園(更生)通所更生施設→(こすも)生活介護
       (授産)通所授産施設→(ゆにば)就労継続B型
平成27年4月 バリアフリー住居2棟の完成で、平成14 年度より開始したグループホーム6拠点全てが法人設立、法人所有物件となる。
平成31年4月 地域共生型事業所を目的とした就労継続支援B 型と就労移行支援の多機能型事業所「みなみテラス」をいわき市南台に開所。(利用定員 就労B14名・就労移行6名)
令和2年6月 次世代育成支援対策推進法に基づく「子育てサポート」を行う法人として、国から「くるみんマーク」の認定を受ける。
令和2年11月 障害者支援施設「いわき育成園」の全面的な増改築を国庫補助事業により実施し、居室面積の拡張と個室化、個浴、機械浴、オストメイト設備などの充実、活動室、会議室、相談室等の設置などが完了。
令和3年3月 管理職の女性比率が50%であることなど、女性が活躍できる法人の証として、 いわき市の社会福祉法人としては2法人目となる 「いわき市女性活躍推進企業」の認証を受ける。

 

社会貢献と地域福祉

社会貢献活動

 昭和52年の法人設立以来現在に至るまで、知的障がい者施設5箇所(6施設)を設立運営し、更にホームヘルプ事業所「ヘルパーステーション風雅」、相談支援事業所・共同生活援助事業所(グループホーム)「ライフサポートセンターゆう・ゆう」など居宅者支援も展開し、いわき市在住の知的障がい者の約10%に当たる220名の方々の生活支援に努めています。

 また、「いわき地区障がい者福祉連絡協議会」の一員として毎年実施の障害者週間記念作品展出展など市内の障がい者福祉のリーダー的な役割を担い、本人活動の一つである環境整備などの奉仕活動や民生委員の方とともに行う「高齢者宅訪問」の活動を通して、公益的な取り組みを実践しています。

地域福祉活動

 地域自治会の役員の方々や小中学校関係者などで構成する「地域福祉懇談会」をそれぞれの事業所で設け、定期的に懇談をしながら地域福祉の推進と親睦を図っています。

 また、市内3か所で行われるイベントには大勢の地域の皆さんが来場したりボランティアとして参加していただくことで、地域の賑わい創造と福祉人材の育成にも貢献しています。

アクセスマップ

お問い合わせ

Mail : goiken@ikuseikai.com
電話 :  0246-43-4466
FAX  :  0246-43-0056
住所 : 福島県いわき市常磐下船尾町東作51